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「take’sログ」は、takeが様々なローコードツール(iOSショートカット、Microsoft Power Platformなど)での試行錯誤を備忘録的に書くブログです(予定)。なお、このブログはastro-notion-blogを使用しています。

📱Data Jarアプリの基本的な使い方2(iOSショートカットのアクション編)

この記事は、以下の記事の続きです。

前回は、Data Jarアプリそのものの使用方法をまとめたので、今回はiOSショートカットアプリでの代表的なアクションを紹介する。

Key Pathについて

Data Jarを使っていると、頻繁にKey Pathという言葉が出てくる。簡単に言えば、Key Pathはデータの保存先や取得先を指す言葉。

iOSショートカットアプリでのアクション

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DataJarアプリ

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上記の例で言えば、iOSショートカットアプリでのアクションで、KeyPathに「SampleDic」と指定してあげれば、DataJarアプリのSampleDicに保存されているデータを取得できる。使い始めはとっつきずらいかもしれないが、使っている内に慣れていくと思われる。

データの保存

まずは、データを保存するアクションから簡単に紹介する。前提として、以下のようなデータをData Jarアプリに登録してあるとする。データ型はDictionary。iOSショートカットでいうと辞書アクションと同じで、いわゆるJSON。データの準備の仕方は前述のブログ記事を参照のこと。

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このデータにショートカットのアクションを使い、新たなデータを登録してみる。「Set Key Path to Value」というアクションを使用する。

まずKey Pathとして保存先を指定する。今回は、先にデータの保存先として「SampleDic」というデータを作っているので、それを指定。Keys Pathはドットを使うことで、階層構造を作れる。今回は、Keys PathをSampleDic.Keys3とし、ValueにValue3を指定する。

KeyとValueとを指定する

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アクションを実行するとKey3とValue3が追加されている

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Data Jarの利点は、JSONを扱えること。先程の例で言えば、以下のようなデータになる。

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データの取得

以下のようなデータがData Jarに保存されているとする。

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「Get value for Key Path」アクションを使用する。KeyPathに取得したいデータの保存先を指定する。今回は、「SampleDic」と指定して、アクションを実行すると、データを取得できる。

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KeysPathにドットをつけることで、下位構造にある値を取り出せる。例えば、KeyPathを「SampleDic.Key1」と指定すると「Value1」という値が取り出せる。

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その他

データの保存、取得以外にも様々なアクションが用意されている。個人的に使いやすいと感じたアクションを紹介する。なお、ここでは、下記のようなデータがData Jarに保存されていることを前提にしてアクションを説明する。

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値が存在するかチェック

「Check if Value Exsists」アクションを使用。値が存在するかの判定ができるので、後継のアクションでif文などと合わせて使うことができる。

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値の数をカウント

「Count Values」アクションを使用。保存されている値の数を数えることができるので、後継のアクションでif文などと合わせて使うことができる。

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